こんにちは、RYT200ヨガ資格スクール、シュリー・ヨガスクール講師のMAYUです。
今回はヨガクラスの組み立て方法、ヨガシークエンスの作成について書いていきますね^^
※ヨガシークエンスとは・・・?
ポーズの組み合わせや順番のことです。
ここではヨガクラス作成にあたって、どのポーズを順番に行なっていくかの組み立て方法のことを指します。
色々な方法があるのですが、ここではまず一般的と思われる組み立て方のひとつをご紹介します!
1,ピークポーズを決める
まずはそのクラスで目的となるポーズを設定しましょう。
実はこれはポーズでなくてもいいのですが、わかりやすく今回はポーズで設定しますね。
「ナタラージャ・アーサナ」ダンサーポーズ(踊り子のポーズ)とも言われます。このポーズを今回ピークポーズとして設定します。
こんなポーズです。
ちなみにポーズでない場合の目的の設定は「肩こり改善」「姿勢改善」「骨盤周りの調整」「股関節の柔軟」「ヒップアップやボディメイク」など得たい効果を決めて作成することも可能です。
2、ピークポーズに必要な練習ポーズを入れる
さて、ピークポーズ(目的)を決めたら、そこに向かって「そのポーズ(目的)に必要な関節や筋肉の動き」を見ていきましょう。
ナタラージャ・アーサナのポーズは、股関節や肩関節が伸展していて、後屈系にあたるポーズです。またバランスポーズでもありますね。
このポーズをする前に、このポーズより簡単な動きで股関節や肩関節を伸展しやすくする準備運動を入れましょう。
例えば・・・
肩関節伸展(肩関節伸展とは簡単にいうと手が後ろに引ける動きです)座ったまま行えます^^パタパタ上下に動かしてもいいですよね!
次は股関節伸展(股関節伸展とは簡単にいうと足の付け根や前ももが伸びる動きです)ローランジから骨盤を真下に下ろすと鼠蹊部が伸びる〜。この場合は後ろ足が股関節伸展しています。フローで何度か繰り返したり、ハーフスプリットと組み合わせて動いてもいいですね!
肩関節伸展と股関節伸展をミックス!
そこからさらに伸展の動きを深めてみます^^
こんなふうに手で足をキャッチ!
手と足キャッチのバリエーション。
なんだかだいぶピークポーズ(ナタラージャアーサナ)に近づいてきました。
他にも、後屈系にあたりますので後屈する動きを足して練習してもピークポーズがやりやすくなります。
後屈ポーズは腰が反りやすいのでお腹の力が抜けると腰を痛めやすくなります。なので後屈の前にお腹に力の入れるポーズや腹筋を鍛えるポーズを挟んでいくのもおすすめです。
今回の場合は四つ這い姿勢からのバリエーションでダイアゴナルを入れてみるなんていかがでしょう?
またバランスポーズは足の力(足裏の使い方)や体幹も重要です。足裏をほぐしたり、簡単なバランスポーズなどを入れて足や体幹のバランスを整えておくのもいいですね!
ピークポーズに向かって、簡単な動きから順番に少しずつ難しい動きを行なっていくとそのポーズの準備運動と練習になります。
3、鎮静に向かうように山型を意識する
ピークポーズが終わったら、そこからはゆっくり鎮静に向かいましょう。山の頂点にいますので、ここからは最後のポーズ、シャバアーサナに向かっていきます。ポーズの基底面(マットと体の接地面)を少しずつ広くしていきます。
座りポーズ→仰向けのポーズなど
たくさん使った筋肉、体を緩めるようなやさしい前屈やねじりポーズなどをリラックスして行うのがおすすめです。
最後はたっぷりシャバアーサナでおやすみしましょう。
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今回はヨガクラスの構成、シークエンス作成方法のひとつを紹介しました。
ヨガのシークエンス作成は料理のレシピのようなもので、基本はありますがコレ!といった絶対の方法はありません。また、やり方や考え方もとても沢山あります。
まずは色々試しながら作ってみて、ご自身でも味見して(やってみて)ください。作れば作るほど、上手になってくるのはお料理と同じ感覚かな、と思っています。
この記事がご自身のヨガクラス作成の際のヒントとなりましたら幸いです。
ヨガの先生でなくても、自分で自分に必要なヨガクラスが作れるようになるととても楽しいですよ〜!
シュリー・ヨガスクールでは、その他にも様々なヨガクラスの作り方をお伝えしています。
ただ作ったものを教える練習をするだけでなく、なぜこういった組み立てになるのかの理論やセオリーをしっかりお教えしますので、卒業後もご自身でクラス作成をすることに困りません。
自分で作ったヨガクラスは愛着が湧くもの^^
ぜひ一緒にオリジナリティのあるクラスを作成しましょうね!
Let’s Try!!

SHRI YOGA SCHOOL 代表
MAYU
フリーランスヨガ講師、RYT200講師として様々なスタジオクラス・イベントクラスにてレッスンをしています。
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