こんにちは。
わたしがSHRI YOGA SCHOOLで
『経絡(けいらく)ヨガストレッチ』を学んでから、
早くも1年が経ちました。
「この講座を学べて良かった!」と日々感じています。

経絡(けいらく)は、東洋医学の考え方の一部です。
東洋医学の考え方をご存知でない方や、
「どんな恩恵があるのかイマイチわからない」という方も多いと思います。
今回は経絡(けいらく)ヨガストレッチを学んだわたしが考える、
このメソッドの素敵さをコラムにしました。

1.「未病」とは

東洋医学の考え方に「未病」というものがあります。
耳にしたことのある方も多いかもしれませんが、
「未病」とは、病気と判断されないまでも、
”100%元気ではない状態”のことを指します。

・身体が重だるい(ような)気がする
・ときどき片頭痛がする(市販薬を飲めば治まる)
・なんとなく便秘がちだ(市販薬を飲んで出せる)
・やけにからだが冷える(あるいは火照る)感じがある
・体の一部分(もしくは全身)が急に痒くなる
など・・・
病院に行くほど酷いものではないけれど、
本来の調子とはなにか違う!こういった不定愁訴のあれこれ・・・
あなたにも思い当たるものがありますか?

この「未病」を放っておくと
やがて「病」へと発展していくとわかっています。
「放っておく」とは文字通り何もしないということだけではなく、
「根本原因の改善をしないで過ごす」という意味です。

薬を飲む、は対症法ですので、根本改善の観点からみると、
「放っておいている」ということになります。
どうでしょうか?
あなたの「未病」放っていませんか?

 

 

2.昔のわたしの不養生話

かつてのわたしは、放りまくりでした。
何となく体が本調子ではないときが多かったのですが、
仕事や学校を休むほどのものでもなかったので、
市販薬を飲んでしのいでいました。

※当時、大手ドラッグストアの商品買付部門に勤務していたこともあり、
市販薬というものが日常的で、尚且つ簡単に手に入る状況でした。
服薬に関するハードルはとても低く、今となっては反省すべきことばかりです。

悪化してしまったときには病院へ行き、少し強めの薬を処方してもらうことで、
日常生活には簡単に戻れました。
原因を取り除く努力など微塵もせず、
(そもそもなにか原因があるから不調、という考えが欠落していました)

それどころか、
薬があれば(服薬すれば)いつでも元気!と考えていました。
若かったこともあり、
ちょっとした不調は周りのみんなも感じているもので、
これが当たり前とも思っていました。

今考えると、なかなかクレイジーだったのですが、
ここまで酷くないまでも、似たような考え方の方も多いのではないかと思います。

 

3.自分を養生すること

そんなわたしも、ひょんなことから東洋医学を知り、
ヨガに出逢い
そして経絡(けいらく)ヨガストレッチを学ぶこととなります。
「未病」の考え方を習得したことで、わたしの日常は大きく変わりました。

まず「なんとなく体の具合が悪いとき」は、
”当たり前ではない”という、当たり前を知りました。
そして「なんとなく体の具合が悪いとき」には、
原因が必ずあることを知りました。

更になんとなく体の具合が悪くなるにあたって、
季節に合わせた養生をすることで、
そもそも具合は悪くなりにくくなると理解しました。

季節に沿って
身体の経絡(けいらく)を伸ばしたりほぐしたり、
その経絡上にある経穴(けいけつ・ツボ)を刺激する。

本当に簡単な動きや
ほんの少し刺激を与えることで、
日々感じている身体のこわばりや、
末端の耐えがたい冷たさが、ほんのり緩和している!

その微細な感覚に感動したことを、
今でもありありと覚えています。

そして経絡に沿った部位を意識して簡単に動くことや、
少しの刺激を与えることが自分を養生することなのだと分かりました。

 

 

4.経絡ヨガストレッチのすすめ

「自分を大切にする」という言葉を最近よく耳にします。
具体的にはどうしたらよいのか、わからない人も多いのではないかと思います。
わたしは、その具体的な方法のひとつが
『経絡(けいらく)ヨガストレッチ』だと感じます。

柔軟性や体力に自信のない方でも取り入れやすい
優しい動きを、是非多くの方に体感していただきたいと
心から思います。


SHRI YOGA SCHOOLでは、鍼灸師の先生監修のテキストを用いて、
経絡(けいらく)の種類や、経穴(けいけつ)の取り方を学ぶことが出来ます。
ヨガを日常的に行っている方も、そうではない方も、
(勿論教えたい方も)どなたでも楽しく学べます。
日常に取り入れられる養生方法を、一緒に学びましょう♪

SHRI YOGA SCHOOL 卒業生
Caori.
会社員(フルタイムワーカー)時々 ヨガインストラクター。
現代をラクに生きるために“生きる叡智としてのyoga”を、日々学び、お伝えしています。

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