五月病の経験はありますか?


私はこの時期になると毎年思い出します。
令和に元号が変わる年のゴールデンウィーク。
“祝日のサンドイッチはオセロのように祝日になる”というルールを知った会社員時代です。
11連休という夢の時間を過ごしました。
そのお休みをいただく前は元号変更対応で、
精神的にも体力的にも必死に仕事をしていました。
ゴールデンウィーク明けに仕事に戻った時に、
生まれて初めてレベルの”倦怠感”を感じました。
デスクから立ち上がるのも、電話に出ることも、家に帰ることすらその後1ヶ月ほど面倒臭く感じました。
これが五月病です。(笑)

さて、そんな時ヨガで五月病対策ができると知っていたらよかったなと思います。
なのでこの記事を書きました。

 

○五月病対策に有効なヨガ

ヴィンヤサスタイルヨガです。
交感神経を優位にし、気持ちを前向きにしてくれます。
倦怠感やだるさを感じた時には
「休息をとる」のも一つの手なのですが、
かえってだるさが増す可能性もあります。

自律神経でいうと”副交感神経”が優位になっている時に
倦怠感やだるさを感じやすいです。

ですので
朝や昼間にヴィンヤサヨガをして交感神経を優位にスイッチオンすることが
五月病対策に有効と言えるでしょう。

ヴィンヤサ=サンスクリット語で「特別な配置で」という意味があります。

呼吸と動作を連動させて、数珠繋ぎのように連続してポーズをとっていくスタイルです。意図のあるポーズの連続に導かれる感覚はとても心地いいです。

ヴィンヤサヨガは深部体温を上昇させ、心拍数を上げていきます。
これが交感神経優位のしるしです。
適度な緊張感を働かせることが良いです。

 

○五月病とは

病院で診断されることはないのに「病」がつく不思議。
要は自律神経の乱れなんです。

4月〜ゴールデンウィークにかけては環境の変化が多い時期です。
期初、新学期、いつもと変則的な休暇、予定。
そのタイミングで交感神経(興奮や活動のスイッチ)が優位な時間が長くなります。
そしてこの時期は頑張りすぎちゃって気付きづらい時期でもあります。
ここで副交感神経(リラックスや休息のスイッチ)が優位な時間が少ないとのちに歪みます。

これがいわゆる五月病と言えます。


交感神経が優位な時は基本”活動をする”ために体が準備している状態です。
酸素を多く含んだ血液で体内を満たし、筋肉がすぐに動ける状態の体を作ります。
そのぶん、消化などの内臓機能は落ちているので、下痢をしやすかったりします。


副交感神経が優位の時は基本睡眠前のようなゆったりモードです。
とにかくスイッチオフの状態を作りたがります。心拍はゆっくりになり、呼吸もゆったりです。「もうベットに溶けそう」の状態が副交感神経マックスです。
副交感神経優位の状態で日中を過ごそうとすると、とても気持ちが憂鬱になりますよね。

○自律神経をととのえる


一般的に交感神経の状態が長く続いて急速モードになりづらいのが現代病と言われます。
だからヨガではリラックスをお伝えして”ととのえる”ことが多いのですが、
五月病の憂鬱な状態には、
一度元気スイッチのオンをすることが有効ではないか
と思います。
ぜひ1つの手段として試してみてくださいね^^

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SHRI YOGA SCHOOL 広報・フリーランスヨガ講師・RYT500

植田マミ

眠りと自律神経をととのえるオンラインヨガコミュニティ「ゆるろむ」主宰。INSTAGRAMこちら