「ヨガといえば、あぐらの姿勢」

そのようなイメージがあると思います。

絵文字やイメージ画像ではあぐらで座った人がよく描かれていますよね。

ヨガクラスで「あぐらの姿勢になりましょう」という指導が必ずといっていいほど良く聞かれます。

私自身もよく使うのですが、中にはあぐらの姿勢が難しい人も、いらっしゃいます。

プロポーションに合わせてあぐらの種類を展開できれば”どんな人にも優しい”クラスになりますよね。


◎ヨガクラスで使う主なあぐらの種類は4種類ある

①「スカーサナ(安楽座)」

膝を曲げてすねをクロスします。外腿が、足の内側(親指側)の上に乗っている形です。

足首は90度(フレックス)にしておくことで安定します。

股関節の柔軟性があまりない方でもこちらならとることができる場合が多いです。

股関節外転外旋の角度が緩やかになるからです。

 

②「アルダシッダーサナ(半分の達人座)」

膝を曲げて大きく横に開き、手前においた足のかかとを恥骨の前に縦に並べます。

足首は自然に流しておきます。ヨガのクラスではこの座り方をする方が一番多いです。

こちらをスカーサナと呼ぶ場合もあります。

①スカーサナより股関節外旋外転の角度が強くなります。

軽減法としてはかかとを真ん中からずらす・膝の下にクッションやヨガブロックなどで高さを出す方法があります。

 

 

③「パドマーサナ(蓮華座)」

右脚を曲げて足を左の鼠径部(付け根)へ置き、次に左脚を曲げて右脚の上にクロスするようにして左足を右の鼠径部へ置く坐法です。

股関節の柔軟性が高まった状態でないと不安定になってしまうので、アドバンス的な座り方です。瞑想に適した定番の座法とも言われています。

 

 

④「シッダーサナ(達人坐)」

アルダシッダーサナで、恥骨から遠くに置いていたほうの足を手前の足の上に重ねます。

下においた足のかかとを骨盤底(会陰)にあて、上においた足のかかとを恥骨にあてます。

③パドマーサナの軽減法として用いられます。

 

左右どちらが上になってもできるようにするとパドマーサナにつなげやすくなります。

 

◎あぐらで座るときに大事なのは骨盤

どんな座法でも骨盤が後ろに倒れて、背骨が丸まっていると「呼吸」が通りづらいです。

骨盤を”立てて”背骨の”ナチュラルなS字カーブを保って伸ばす”ことが大切です。

どうしても背中が丸まってしまう場合には②アルダシッダーナアーサナの状態でお尻の下にクッションやブランケットを挟み込むことで骨盤を立てるアジャストをしてくれます。

骨盤の底にあるゴリッとした骨、坐骨でぐっと床を押している感覚があれば骨盤を立てられているはずです!!

 

◎呼吸を深めるために”痛くない”、”5分座ることができる”座法を選択する

あぐらを組むのが難しい場合には正座など他の座り方を選択しましょう。痛い姿勢でキープすることは快適ではありません。

ヨガのアーサナ(ポーズ)は「快適に坐する」とも訳されます。

股関節の柔軟性と筋力が向上すればどの座法でも行うことができますが、必ず快適さを大切にするようにしてください。

 

講師の場合は座り方のバリエーションを伝えて、選択肢を与えることでオールレベルの優しいヨガクラスにすることができますよ♩

 

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植田マミ
フリーランスヨガ講師として様々なスタジオクラス・イベントクラスにてレッスンをしています。