梅雨になると、この時期特有の不調を感じる方も多いかもしれません。

天気が晴れたり止んだりを繰り返すことが多く、
気圧の変化が原因なのか?
なんとなく頭が痛い、、体がスッキリしない。
そんな経験はありませんか?

また、自律神経の不調を感じる方も多いようです。
そこでこの時期に意識的に気をつけておくと、
より快適に過ごすことが出来る
《梅雨時期の養生ポイント》を東洋医学の観点から纏めました。

◆体の部位

梅雨時期に意識しておくと良いと言われている体の部位は『消化管』。

東洋医学では、湿気を伴う梅雨は体内の水分代謝が悪くなっていき、
体内にも水分を溜め込み易くなるので、
溜め込んでしまった症状として腹痛、軟便、下痢症状が起きやすくなる傾向があります。

そのような症状がなくても、何となくお腹がチャポチャポすることがあります。
思い当たることはありませんか?

消化器(胃腸)が不調になると血流を促す筋肉が弱まり、
血流をコントロールする自律神経にも負担がかかってしまい、
何となく怠く重たいなぁと感じるようになっていくことが多いです。

梅雨時期は、体の中と外両方から同時に血流が乱れやすくなるので、
自律神経の乱れを継続させないためにも胃腸を守ることが大切です。

また、
この消化管の経絡(ツボとツボを繋ぐ線路のようなもの)を刺激することで
その内臓もケアできるといわれています。

この場合の経絡は「胃・脾経」と呼ばれるもので体の前面や内ももを主にはしっています。
私が学んだ「経絡ヨガストレッチ講座」ではこの経絡を刺激し、
ケアできるヨガやストレッチのポーズがあります。

 

◆ヨガポーズ

梅雨時期におすすめ!胃脾経絡を刺激する経絡ヨガポーズ

「体の前側を伸ばすポーズ」
・ウシュトラーサナ(らくだのポーズ)
セツバンダーサナ(橋のポーズ)
・ベイビーコブラのポーズ 

「内腿を伸ばすポーズ」
・ウパビシュタコーナアーサナ(開脚のポーズ)
・スプタバッタコーナアーサナ(仰向けの合蹠のポーズ)

 

 

蒸し暑く、雨が多いこの時季。
体も頭も怠くなりがちですが、
ヨガなどで体を動かして軽く汗をかくことで水分代謝も良くなります。
スッキリ気分で梅雨を乗り切りたいですね。

◆食材

胃腸を守るには、胃腸を温め『湿』を動かし、体の中の『湿』を汗と尿でしっかり排出することが大切です。

汗をかいて体内の除湿を助け、消化促進を促す食材
→生姜、ニンニク、シナモン、黒胡椒など。

余分な湿気を取り、利尿を促す食材
→鮭、カリフラワー、山芋、豆類(枝豆やそら豆など)や、
自然な甘みがある南瓜やトウモロコシ、なつめなど。

なつめは、血を作る作用やアンチエイジング効果もあり、
美容にも良いと言われている食材です。
ドライなつめなど、おやつにオススメです。
ただし、整腸作用があるので一度に沢山食べるよりも少量ずつ試してみるのがおすすめです。

意識的にこのような食材を取り入れてみてはいかがでしょうか。

できることからぜひ試してみてくださいね!

 

SHRI YOGA SCHOOL 卒業生
ERI
RYT200取得、食と心と体は一体であるという考えをもとに、心と体がHAPPYになる生活を取り入れ実践しています。
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