ヨガのクラスを受けていると、どの先生も共通して「ヨガは”呼吸”が大切である」ということを話しています。

しかし、クラスにおいて「胸式呼吸をしましょう」という先生と「腹式呼吸をしましょう」という先生、
他にも様々な呼吸法で誘導してくれる先生がいます。

この間は胸式呼吸と言っていたのに、今日は腹式呼吸と言っている、、、
結局どっちが正しいの?と混乱してしまう人も多いのではないでしょうか。

ここでは、呼吸の違いを知り、より快適にヨガを行うために必要な呼吸法について、詳しく解説していきたいと思います。

⒈違いを知って快適な呼吸を選択する

まず結論からお話しすると、

「時と場合によってより快適な呼吸を選択すること」が大切で、ヨガの効果を倍増させてくれます◎
呼吸の使い分けは以下の通りです。

筋力を発揮して体幹を使うようなアーサナでは”胸式呼吸”

リラックス効果を高めたいクールダウン系のアーサナでは”腹式呼吸”

下記に効果を詳しく書いているので読んでみてくださいね。

 

⒉気持ちを前向きにする胸式呼吸

普段、私たちが日常的に行なっているのが”胸式呼吸”です。

呼吸器官である肺は胸の下(肋骨の内側)にあるため、息を吸えば自然と胸が開きます。

とてもシンプルな動きですが、
胸が開くと目線が上がり、やる気やエネルギーに満ちて気持ちが前向きになります。

また、胸式呼吸を行うとお腹が動かない分お腹に力が入りやすく、体幹が安定してくるため、
立位のアーサナやバランス系のアーサナをするのに適しています。

⒊深い呼吸でリラックスする腹式呼吸

腹式呼吸とは、お腹を出したり凹ませたりする呼吸です。

一見簡単そうに聞こえますが、この呼吸法は、無意識に行うことは難しいです。

体の仕組みから考えてみましょう。
腹式呼吸は、息を吸った時に肺の下にある横隔膜を下げてお腹を膨らませ、
吐く時にはお腹を凹ませ横隔膜を押し上げるという一連の動作を行なっているからです。

″横隔膜″はインナーマッスルといって、体の深層部にある筋肉のため自分で意識して動かすことは難しいですが、
呼吸を組み合わせることにより動かすことができるようになります。

腹式呼吸は、基本的に深くてゆっくりとした呼吸のため、シャバーサナなどのアーサナでは、よりリラックス効果が高くなります。

逆に、お腹を動かす呼吸=体幹が動いている状態のため、バランス系のアーサナで行うと不安定になる場合があります。

 

いかがでしたでしょうか。

呼吸がもたらす体と心の動きを知った上でヨガができるとさらに
効果が増したり、日常生活でも応用できる場面が多くあるので
ぜひ、今から意識して取り入れてみてくださいね。

SHRI YOGA SCHOOL 卒業生mitsuki

RYT200修了。
会社員をしながら、休日は都内でヨガイベントを開催しています。

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