新宿のヨガ資格専門スクールSHRI YOGA SCHOOLの講師・広報担当
フリーランスのヨガ講師の植田マミです。
暦上では少し前からですが、本格的に春の陽気になって参りましたね。
今年は雨も多く、うつろいやすいお天気ですね。
春は一年で1番、自律神経が乱れやすい時期と言われますが、
◎なぜ春に自律神経が乱れやすいのか?
◎春の自律神経ケアの方法
◎なぜヨガをすると自律神経を整えることができるのか?
についてお話して行きます。
◎なぜ春は自律神経が乱れやすいのか?
1番の理由は気候変動の激しさです。
冬のように寒い日もあれば夏のように暑い日もあります。
そして朝晩で気温差が激しいですよね。
私たちの自律神経というシステムは“体の恒常性”を保つ機能を持っています。
要は、外気が変動してもいつも体温を36度前後に保ってくれているんです。
寒暖差があればあるほど、自律神経の中でもアクティブな神経「交感神経」が働きます。
この神経は言い換えると“戦闘モード“。寒暖差に負けないように頑張っている状態なんです。
そしてこの交感神経が優位になりすぎると内臓機能が弱ったり、末端に血液が回らなかったりするんです。
なので、春は風邪をひきやすかったり、冷え性がひどくなったりするんです。
また気圧変動も激しいのが春です。
急に雨が降ったり、湿気があったりなかったり。
気圧変動によって頭痛が起きるのも自律神経の影響と言われています。
気圧とはすごく簡単にいうと“空気の重たさ”です。
私たちの体にかかる圧が軽くなったり、
重くなったりすると、血液の巡りまで影響を受けます。
特に低気圧になると、血管が拡張しやすくなります。
特に脳の血管が拡張すると、痛みを感じるんです。また、脳が浮腫んでると言い換えることもできますね。
自律神経は五感で情報を察知するのですが、中でも耳による情報察知は大きな割合を占めます。
内耳と言って耳の内側は気圧の変化を感じとります。
内耳が気圧の変化を感知すると、その情報が自律神経に伝わり、自律神経のバランスが乱れます。
交感神経が過剰に興奮すると、頭痛を感じます。
まとめると、私たちの身体は変化に繊細で、春は変化が激しいので、(生活環境含め)交感神経が優位になりやすく、副交感神経=“リラックスの神経“のスイッチが入りづらくなります。
◎春の自律神経ケアの方法
春は“副交感神経”のスイッチが入りづらくなります。リラックスや休息が苦手なシーズンなんですね。なのでセルフケアの時間を意識的に取るようにします。ただ、体が重たくなるシーズンではあるので、動かなすぎも禁物です。
ある程度アクティブな運動をしつつ、夜は読書や瞑想、入浴の時間をとるのがおすすめです。
生活リズムが変わりやすい季節なので、ルーティンを決めるのもおすすめです。
環境が変わったら始めにあらかたのスケジュールを書き出しておくといいでしょう。
交感神経が優位な時間が続くと、腸の動きも鈍くなります。
そして腸の動きが鈍くなると脳の動きも鈍くなると言われます。(腸脳相関)
故にバランスのいい一汁三菜の食事をできるだけ同じ時間に食べるのもおすすめです。
◎ヨガをすると自律神経が整う理由
自律神経を整える方法として、私たちが唯一意識的にできるのが“呼吸”です。
吸う息は交換神経を優位にし、吐く息では副交感神経を優位にします。
とは言っても、意識的に継続することは難しいです。
ヨガでは身体を呼吸に合わせて動かし続けます。
ヨガを受けるだけで自律神経を整えるアプローチになります。
また自律神経は背骨周辺に分布しているのですが、ヨガでは背骨を動かすポーズがすごく多いです。
緊張状態が続くと背中が固くなるのですが、背骨を動かしていくことで、副交感神経が優位になります。
ヨガが終わった後の妙なリラックス感はそこから生まれているんです。
春に不調が起きる方は、ぜひヨガを始めてみていただければと思います。
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